SSブログ

九の近況(3) [その他]

コロナウイルスもずいぶん落ち着いてきましたね。天然痘もコレラも昔から何年かの周期で襲ってきたようです。コロナはそうならないといいですね。皆さんのご無事を祈っています。

久しぶりに九の近況です。お時間のある方はお付き合いください。長くてごめんなさい。

(詩)
詩誌『ココア共和国』への投稿を続けています。
最近は好調で、9月号、10月号、11月号と続けて傑作集に入れていただきました。秋吉久美子さんの「いいね」または「こりゃいいね」ももらっています。もちろん、私にしては上出来なんですけど、毎号若い人たちの詩があまりに素晴らしいので少し気後れしています。自分以外にもアマチュアで詩を書いている人がこんなにいるんだと実感できるのは本当に嬉しいことです。そういう場を与えてくださった「ココア共和国」に感謝しています。しかも、11月号では従兄と同時に載ることができました。まったく予想していませんでした。感激です。

20211102_143217.jpg

(小説)
ここ10年のあいだ何度も書いて最後まで書き切れなかったミステリーをようやく書き上げました。少し寝かせてから手直しして来年の文学賞に応募しようと思います。

千代田文学賞にも『神様の古本屋』という作品で応募しました。好きな作品でしたが、結果として賞にはまったく引っ掛かりませんでした。

静岡を舞台にした時代小説を伊豆文学賞に応募しました。静岡は私が1歳から高校を卒業した18歳まで過ごした土地です。この作品を書いたきっかけは、Facebookを通じて中学の同級生に彼の祖先の話を聞いたことでした。しかし、文献のなかに根拠となるはずの記述をなかなか見つけられませんでした。関係のありそうな古い文献をいくつか読んでみました。でも、やはりその記述はありませんでした。仕方なく第一資料が見つからないまま、同級生の話を元に執筆することになりました。ともあれ彼がいなければ出会えない物語でした。とても感謝しています。

京都文学賞にも応募しました。昨年に続き2回目の挑戦です。タイムトラベル物です。もちろん舞台は京都。少女と猫が主人公です。SFっぽい作品の応募は初めてかも。猫の登場は名作『夏の扉』を少し意識しました。楽しんで書いた作品です。

今書いているのは千葉文学賞に応募する予定の作品です。一昨年、座・劇列車の演出をお願いした長野さんのご先祖のことを書こうと思っています。これも資料が少ないので、関係する文献や論文を読み漁っているところです。

伊豆文学賞に応募した作品も、千葉文学賞に応募する予定の作品も、どちらも人との縁で書くことになりました。そのきっかけは『桜田濠の鯉』を読んでもらったことでした。書いた作品が人との縁をつなぎ、つながった相手から聞いた話がさらに新しい作品を生むきっかけとなる。作品創作の道筋としては理想的です。ぜひこれからも多くの人に刺激をもらって作品を書き続けたいと思います。

(戯曲)
座・劇列車のオリジナル作品を書き始めています。四街道市を舞台にした芝居になります。以前上演した『クロスロード~運命をつなぐ四つ辻』もそうですが、地元の人たちが四街道に愛着を感じられるような作品にしたいと思います。

「ここで生まれた子供達が地元を誇りに思えるような作品を書きなさい」という西田了先生の言葉が、千葉市創作ミュージカル『千年天女』の原作やちよだ文学賞の千代田賞をいただいた『桜田濠の鯉』などの作品を生みました。これからも先生のお言葉に叶うような作品を書いていきたいと思います。

(芝居)
12月5日(日)に上演される『やまんば おゆき』の演出助手を担当しています。
座・劇列車は31年前にこの作品を上演したことをきっかけに創立されました。当時劇団「あすなろ」の主宰だった西田了先生が脚本と演出を担当なさいました。四街道市民40人以上が参加した朗読劇だったそうです。
今回は演出に青年劇場の福山啓子先生、船津基先生をお迎えして、劇団員10名と公募に応じて集まってくださった18名の市民の皆さんによって演じます。脚本は西田先生の脚本と浜野卓也氏の原作を元に私(高平)が書かせていただきました。演出の先生方の指導によって面白い脚本になったと思います。よろしければ観てやってください。

また長々と書いてしまいました。読んでいただきありがとうございました。

やまんばチラシ表.jpg
やまんばチラシ裏.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。