九の近況(5) [その他]
2022年最初の近況です。
人間ドックの結果、昨年より体重が3キロ、腹囲が5センチ減りました。まだまだメタボですけど(苦笑)
高血圧、高脂血症、脂肪肝、糖尿予備軍は相変わらずです。基礎疾患ありまくりなのでコロナも気を付けます。
散歩と体操頑張ります。間食減らします。魚食べます。
小説
1月は「千葉文学賞」に応募しました。この賞は千葉日報社主催の賞で、今回で第65回になります。千葉児童文学賞、千葉随筆文学賞と併せて「千葉文学三賞」といいます。
「千葉文学賞」の応募資格は千葉県内在住、在勤、在学者のみです。
一昨年にも『鴎外の一日』という作品で応募しましたが二次で落選しました。
森鴎外は『即興詩人』というアンデルセンの恋愛小説の翻訳をしていますが、実はそのはしがきを四街道で書いています(註)。小倉から東京に戻って来たばかりのころです。徴兵検査の立ち会いか何かで陸軍衛戍病院(現在の下志津病院)に出張していたのではないでしょうか。その鴎外がルボン山の上で居酒屋の主人や中年の兵士と出会う物語です。登場人物が面白いのでいつか芝居にしてみようと思っています。
註 正確には初版例言に「明治三十五年七月七日下志津陣營に於いて」とあります。
今回応募した作品は長野克広さんの御先祖について書きました。長野さんは『人情喜劇カリホルニアホテル』、『天国への百マイル』の演出をしてくださった俳優さんです。「伊豆文学賞」に続き知り合いの御先祖シリーズ第二段です。
以前、長野さんに『桜田濠の鯉』を読んでいただいたとき、たまたま御先祖の話をうかがいました。興味深いお話だったので自分でも調べ始めました。例によって調べているうちに様々な事象がつながって一つの物語として結晶していきました。この過程が苦しいけれど楽しい。神様仏様、ぜひ長野さんの御先祖にも賞をください。
2月は「アガサ・クリスティー賞」(早川書房)に応募する予定です。400字詰め原稿用紙600枚近い大作です。昨年の後半に第一稿を書いて、現在手直しをしているところです。10年以上前から何度も挫折しながら書き直してきた作品なので、とりあえず書き上げたことに満足しています。長編ミステリーはこれで2本目になります。
↓ 「アガサ・クリスティー賞」の詳細
2月はもう一つ「更級日記千年紀文学賞」にも応募を予定しています。主催は市原市です。この賞は市原市に関わりがなくてもプロ以外なら誰でも応募できます。
↓ 「更級日記千年紀文学賞」詳細
今回は第2回で第1回は全国から117の応募(小説のみ)があったそうです。他に紀行文、随筆部門もあります。すべての部門の約半分が県外からの応募のようです。入賞作品の作品集(冊子)も作っています。
「更級日記千年紀文学賞」の小説部門は400字詰め原稿用紙30枚程度なので、はじめての方も応募しやすいと思います。審査員長が椎名誠氏というのも魅力の一つです。
ちなみに「千葉文学賞」は27から30枚。「神奈川文学賞」という賞は今年から誰でも応募できるようになったそうですが、「短編小説部門」は、やはり29牧から30枚です。
↓ 「神奈川文学賞」の詳細
最近はネットでの応募やメールに添付しての応募も可能になってきています。もちろん郵送のみという賞もありますけど、今はレターパックを使えばポストに投函できます。応募が便利になったのも応募数が増えている理由の一つなのかもしれません。
戯曲
「オカリナの少年~クロスロード2」を座・劇列車の12月4日本公演の上演台本に選んでいただきました。嬉しいことに新たに団員が3人増えたので、キャストを追加することにしました。でも、書き直しはあまり進んでいません。団員の皆さん、ごめんなさい。
「千葉駅零時九分発内房線最終電車殺人事件」という小品を山田組上演台本として書きました。上演がいつになるかは全く未定です。
詩
昨年9月から12月までは詩誌「ココア共和国」の傑作集に選んでいただき絶好調だったのですが、今年は1月、2月と佳作です。佳作ももちろん嬉しいのですが、実は作品にあまり納得していません。ちょっとしたスランプかもしれません。うまく絞りきれない古い歯磨きのチューブみたいな感じです。自分の中の「ほんとう」を出しきれないもどかしさがつきまといます。
いつもながら長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。さあ、散歩がてら夕飯の買い物に行って来よう。では、また。