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御朱印帳散歩13 北鎌倉 その2 [朱印帳]

朝から何も食べていませんでした。

昼食は東慶寺近くの「カフェメシプーチ (cafe meshi PoocH)」でいただきました。

↓ 妻は店員さんお薦めのプーチプレート



↓ 私はチキンカレー


どちらも地元の野菜がたくさん使ってあって、たいそう美味でした。

東慶寺です。

↓ 入口には左手に「東慶寺」右手に「松が丘」とあります。


↓ 階段を上って門へ。


↓ 境内の風景。



東慶寺には様々な種類の木々や花々がありますが、残念ながらこの時期は花はほとんど咲いていません。目立つのは彼岸花ぐらい。それでも大きなカメラを構えるアマチュアカメラマンが大勢お参りしていました。この東慶寺には、植物以外にも思わず写真に納めたくなるようなものがたくさんあります。

↓ 御朱印所の案内


↓ 東慶寺の御朱印


宝蔵に入ってすぐのカウンターで御朱印をもらえました。

宝蔵も拝観しました。たくさんの「三行半(みくだりはん)」が展示されていました。

東慶寺は縁切寺、駆込寺として知られています。江戸時代、夫からの離縁は、通称「三行半」という離縁状一枚で事足りました。文字が書けない長屋の八つぁん、熊さんでも、紙に筆で三本と半分線を引いて (離縁状の基本パターンを簡略化したもの) 女房に渡せば離婚成立です。

一方、妻からの離縁は法律上認められていません。例外は妻が駆け込み寺に入って尼になり、三年の修行を積むことでした。

この三年という期間は平安時代も同じだったようで、『伊勢物語』の「梓弓」の段がその例です。夫が京に行ったまま三年過ぎたから、離婚が成立して他の男を受け入れようとした矢先に元の夫が帰ってくるという話でした。夫婦関係が消滅するには三年が目安だったんですね。今の法律でも失踪後何年で離婚申請ができるという法律があったはずだけど……。

もっとも、中には「尼寺に駆け込むような女とはさっさと別れてやらあ」という夫も多かったようで、その場合は和解が成立して妻は尼の修行をしなくてもいいとか。

駆け込み寺の前で待ち伏せする男の話も聞いたことがあります。その場合は女は門の中にクシやカンザシ、履き物を投げ込むようです。すると門番が下りてきて「この女はもう寺の者である」と寺の中に引き入れてくれるそうです。

まあ、しかしこれはあくまで立て前で、実際には、江戸の社会は圧倒的に男性が多く、女性はとても大切にされていたといいます。参勤交代によって多くの武士たちが江戸にやってきますが、妻子を人質として江戸においているお殿様は例外として、他の家臣は皆単身赴任です。商人たちも大店の場合は近江などの本店の出店ですから、使用人は妻子を地元に残しての単身赴任です。江戸生まれの使用人も本店の方で妻を持つのが習慣だったとか。旗本でも次男三男以下は養子に行かない限り生涯結婚出来なかったといいます。ですから、江戸の町には独身男や単身赴任の武士や町人ばかりだったようです。そんな男臭い社会の中で、結婚出来るというのはたいそうラッキーなことです。妻を大切にしないわけがありません。落語などで女房が威張っているのにはちゃんと訳があったのです。

展示されていた書類の中には、夫に暴力をふるわれて寺に駆け込んだが、実は妻の浮気が原因と分かって、夫の元に返された女の顛末を記した書類もありました。女房はその後どうなったのか、気になりますね。

妻の浮気相手になぜか妻を譲るという夫の離縁状もありました。

「持ってけ、泥棒!」ってことでしょうか。不義は御法度。2人重ねてなますにされても、文句は言えない時代に、すごいドラマがあったものです。まあ、残してのは、当時も珍しかったからでしょうが。

私たちは夫婦円満なので、東慶寺から道を戻り、妻が行きたがっていたカフェ「ギャラリーネスト」を訪れました。

北鎌倉の駅を過ぎて、さらに10分近く鎌倉街道を歩くと、右側に立派な鎌倉小坂郵便局があります。そのすぐ先の道を左に入ります。

↓ この道を入ります。橋が目印。 


↓ この坂を上ります。


時宗の光照寺を過ぎて、

↓ 右手にこんな階段があるので上ります。もうひと踏ん張り。


↓ 階段を上り切るとこんな感じ。


↓ 墓地の脇の細道は少し怖いけど真っ直ぐ進むと店があります。


↓ アメショーのハナがお出迎え。オスのチャオもいます。


すいません。シャイなハナは顔を撮らせてくれませんでした。

↓ チーズケーキとアップルパイ。


チーズケーキはテレビ番組の企画で第一位に選ばれた逸品。 ずしっと固く存在感がありますが、あくまで舌触りはなめらか。 チーズのコクと風味がほどよく上品に利いています。さすがに美味でした。アップルパイもオーダーを聞いてから焼くだけあって、いわゆる焼きリンゴの自然な甘さと温かさが、バニラアイスの冷たさとよく合っています。熱い冷たいが好きな人はたまらないかも。

妻がオーダーした紅茶はフレーバーでとても良い香り。銘柄はなんだったかな?         
私のアイスコーヒーも丁寧に煎れてありました。何より「牛乳入れますか」と言ってくれたのが憎い。美味しいコーヒーには、ミルクよりも牛乳ですよ。やっぱり。

鎌倉の食べ物店は本当にいい仕事してます。なんで千葉にもこういう店がないんだろう。知らないだけかな。

今回は諸事情でここで終わります。北鎌倉の続きはまた今度。

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