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御朱印帳散歩13 北鎌倉 その2 [朱印帳]

朝から何も食べていませんでした。

昼食は東慶寺近くの「カフェメシプーチ (cafe meshi PoocH)」でいただきました。

↓ 妻は店員さんお薦めのプーチプレート



↓ 私はチキンカレー


どちらも地元の野菜がたくさん使ってあって、たいそう美味でした。

東慶寺です。

↓ 入口には左手に「東慶寺」右手に「松が丘」とあります。


↓ 階段を上って門へ。


↓ 境内の風景。



東慶寺には様々な種類の木々や花々がありますが、残念ながらこの時期は花はほとんど咲いていません。目立つのは彼岸花ぐらい。それでも大きなカメラを構えるアマチュアカメラマンが大勢お参りしていました。この東慶寺には、植物以外にも思わず写真に納めたくなるようなものがたくさんあります。

↓ 御朱印所の案内


↓ 東慶寺の御朱印


宝蔵に入ってすぐのカウンターで御朱印をもらえました。

宝蔵も拝観しました。たくさんの「三行半(みくだりはん)」が展示されていました。

東慶寺は縁切寺、駆込寺として知られています。江戸時代、夫からの離縁は、通称「三行半」という離縁状一枚で事足りました。文字が書けない長屋の八つぁん、熊さんでも、紙に筆で三本と半分線を引いて (離縁状の基本パターンを簡略化したもの) 女房に渡せば離婚成立です。

一方、妻からの離縁は法律上認められていません。例外は妻が駆け込み寺に入って尼になり、三年の修行を積むことでした。

この三年という期間は平安時代も同じだったようで、『伊勢物語』の「梓弓」の段がその例です。夫が京に行ったまま三年過ぎたから、離婚が成立して他の男を受け入れようとした矢先に元の夫が帰ってくるという話でした。夫婦関係が消滅するには三年が目安だったんですね。今の法律でも失踪後何年で離婚申請ができるという法律があったはずだけど……。

もっとも、中には「尼寺に駆け込むような女とはさっさと別れてやらあ」という夫も多かったようで、その場合は和解が成立して妻は尼の修行をしなくてもいいとか。

駆け込み寺の前で待ち伏せする男の話も聞いたことがあります。その場合は女は門の中にクシやカンザシ、履き物を投げ込むようです。すると門番が下りてきて「この女はもう寺の者である」と寺の中に引き入れてくれるそうです。

まあ、しかしこれはあくまで立て前で、実際には、江戸の社会は圧倒的に男性が多く、女性はとても大切にされていたといいます。参勤交代によって多くの武士たちが江戸にやってきますが、妻子を人質として江戸においているお殿様は例外として、他の家臣は皆単身赴任です。商人たちも大店の場合は近江などの本店の出店ですから、使用人は妻子を地元に残しての単身赴任です。江戸生まれの使用人も本店の方で妻を持つのが習慣だったとか。旗本でも次男三男以下は養子に行かない限り生涯結婚出来なかったといいます。ですから、江戸の町には独身男や単身赴任の武士や町人ばかりだったようです。そんな男臭い社会の中で、結婚出来るというのはたいそうラッキーなことです。妻を大切にしないわけがありません。落語などで女房が威張っているのにはちゃんと訳があったのです。

展示されていた書類の中には、夫に暴力をふるわれて寺に駆け込んだが、実は妻の浮気が原因と分かって、夫の元に返された女の顛末を記した書類もありました。女房はその後どうなったのか、気になりますね。

妻の浮気相手になぜか妻を譲るという夫の離縁状もありました。

「持ってけ、泥棒!」ってことでしょうか。不義は御法度。2人重ねてなますにされても、文句は言えない時代に、すごいドラマがあったものです。まあ、残してのは、当時も珍しかったからでしょうが。

私たちは夫婦円満なので、東慶寺から道を戻り、妻が行きたがっていたカフェ「ギャラリーネスト」を訪れました。

北鎌倉の駅を過ぎて、さらに10分近く鎌倉街道を歩くと、右側に立派な鎌倉小坂郵便局があります。そのすぐ先の道を左に入ります。

↓ この道を入ります。橋が目印。 


↓ この坂を上ります。


時宗の光照寺を過ぎて、

↓ 右手にこんな階段があるので上ります。もうひと踏ん張り。


↓ 階段を上り切るとこんな感じ。


↓ 墓地の脇の細道は少し怖いけど真っ直ぐ進むと店があります。


↓ アメショーのハナがお出迎え。オスのチャオもいます。


すいません。シャイなハナは顔を撮らせてくれませんでした。

↓ チーズケーキとアップルパイ。


チーズケーキはテレビ番組の企画で第一位に選ばれた逸品。 ずしっと固く存在感がありますが、あくまで舌触りはなめらか。 チーズのコクと風味がほどよく上品に利いています。さすがに美味でした。アップルパイもオーダーを聞いてから焼くだけあって、いわゆる焼きリンゴの自然な甘さと温かさが、バニラアイスの冷たさとよく合っています。熱い冷たいが好きな人はたまらないかも。

妻がオーダーした紅茶はフレーバーでとても良い香り。銘柄はなんだったかな?         
私のアイスコーヒーも丁寧に煎れてありました。何より「牛乳入れますか」と言ってくれたのが憎い。美味しいコーヒーには、ミルクよりも牛乳ですよ。やっぱり。

鎌倉の食べ物店は本当にいい仕事してます。なんで千葉にもこういう店がないんだろう。知らないだけかな。

今回は諸事情でここで終わります。北鎌倉の続きはまた今度。

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御朱印帳散歩13 北鎌倉 その1 [朱印帳]

龍口明神社に続いて、北鎌倉に行きました。

まずは、駅前の円覚寺(えんがくじ)。

受験のとき憶えました。鎌倉五山の第二位。ちなみに五山とは臨済宗を代表する格式の高い寺院群です。京都五山もあります。鎌倉時代は学問の中心でもあったとか。五山文学って言葉も憶えましたよね。

↓ 円覚寺


総門をくぐると、すぐ左手に御朱印所があり、隣では書籍や墓参りの花も売っています。奥の仏日庵でも御朱印がもらえると書かれていたので、御朱印は帰りがけにいただくことにしました。

↓ 山門(三門)






階段を上ると、立派な二階建ての山門があります。昔の建築物は皆そうですが、丸い敷石の上に柱が載って、全体を支えています。これって見事。美と実用性を兼ね備えた日本の木造建築の至芸です。



↓ 仏殿


仏殿に参拝して、奥へと進みます。

↓ 居士林(こじりん)


居士林は禅の修行道場。夏目漱石もここで座禅を組んだのでしょうか。

次の方丈への入口は生け垣の間にあるので、つい見逃してしまいます。右手に池が見えたら、生け垣の入口に御注意を。

↓ 方丈の前庭に並ぶ仏様


小さな仏様がたくさん並んでいます。皆さん、いい顔をしていらっしゃること。

↓ 方丈の前庭にあるビャクシン(柏槇)
の古木


なんとも不思議な木です。円覚寺を開山した宋の高僧、無学祖元のお手植えだとか。

方丈は建物の中も見学できます。

↓ 方丈の廊下から見た池


彼岸花の赤が利いてます。

「方丈」とは、もともとは僧の住まいのこと。あの『方丈記』の「方丈」です。

方丈には五百羅漢を描いた絵が展示されていました。 入浴を待つ様子や虎の歯磨きなど面白いものもありました。余談ですが、「東司(とうす/禅寺でのトイレの呼び名です)」がとてもきれいでした。

↓ 仏日庵(ぶつにちあん)


この仏日庵は北条時宗公の御廟をお守りする塔頭(たっちゆう)だそうです。

そもそも北条時宗公が宋の国から無学祖元を招いた開いたのがこの円覚寺です。
拝観料100円を払い、お線香を時宗公にお供えしてお参りします。広い境内を散策して疲れたので、お参りのついでにひと休みさせていただきました。お抹茶もいただけます。もちろん、時宗公の御朱印もいただきました。↓



ちなみに「塔頭」とは、高僧の弟子たちが師の墓を守るために造った小寺院のことだそうです。

↓ 白鹿洞(びゃくろくどう)

無学祖元が開山の際に、この洞穴から白い鹿が出てきて法話を聞いたと言われています。今は塞がっています。円覚寺の山号が「瑞鹿山(ずいろくざん)」なのもそのためらしい。

↓ 黄梅院(こうばいいん)


夢窓疎石(むそうそせき)をお祀りした塔頭だそうです。夢窓疎石は鎌倉時代から室町時代まで活躍した臨済宗の高僧。恵林寺や天龍寺を開山しました。西方寺(苔寺)などの石庭の設計でも知られています。天龍寺船の派遣も、天竜寺建立のための資金を得るために夢窓疎石が足利尊氏に献策したといいます。

↓ 道端にあった仏様(?)


↓ 桂昌庵(閻魔堂、十王堂)庭の仏様


上の2枚はいい雰囲気なので撮ってみました。鎌倉の寺院にはこういうものがたくさんありますね。

拝観の最後に、総門脇の朱印所で御朱印をいただきました。↓


さあ、昼御飯をいただいて、次は東慶寺に行きましょう。


タグ:鎌倉 御朱印
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御朱印帳散歩12 龍口明神社 [朱印帳]

 パントマイムの先生の公演を見るついでに、たまたまテレビ番組で知った「龍口明神社(りゅうこうみょうじんじゃ)」に行ってみました。

9月25日(日)晴れ

昨日までの雨がやっと上がりました。
昨夜の先生の公演が遅い時刻だったので、ちょっとぜいたくですが大船のホテルに宿泊しました。

まずは湘南モノレールに乗って西鎌倉駅を目指します。

湘南モノレールは3両編成。座席はボックスなので、ちょっとした旅気分が味わえます。7、8分間隔で出ているので時間を気にしなくていいのも長所。これで江ノ島まで行けるのはうれしいですね。しかし、Suica、PASMOが使えないのと、駅にトイレがないのが、んーむ。

西鎌倉は大船から4つ目の駅。

↓ 西鎌倉駅のホームから

龍口明神社に行くには、コンビニの向こう脇の通りを入ります。

↓ かなりの坂道

通りを入ると急勾配の坂道。きつい。

↓ バス停

一つ目の十字路を右に折れます。写真は十字路の左手に見えるバス停。こんな住宅街にバスが通ってるんですね。この道の反対方向に進みますので、お間違いなく。道は下りです。ちょっとうれしい。

↓ 右折後の風景

右折後、突き当たりを左折します。少し進むと神社の裏手に出ます。右折してまた道に突き当たると、すぐ左手に「龍口明神社」の鳥居が見えます。

神社のすぐ前には大船駅行きのバス停がありました。テレビ番組ではこのバス停を利用したようです(すいません。肝心のその部分見ていないので未確認です)

↓ 龍口明神社









境内右手の社務所で御朱印を書いていただきました。作業中の人が何人もいて、前の日に放送した番組の話をしていました。テレビに紹介されるとやはり参拝客が増えるようです。

↓ 御朱印です。



テレビ番組でも説明がありましたが、この地方には五頭龍(ごずりゅう)と江ノ島弁財天の伝説があるそうです。五頭龍というのは、その名の通り五つの頭を持つ龍のこと。 五つという頭の数はちょうどキングギドラとヤマタノオロチの間だから、こいつもずいぶんな暴れん坊だったようで、この土地の人々を苦しめていました。
と、そこに天から現れたのが弁財天。そのあまりの美しさに五頭龍はたちまち恋をして、なんと山になってしまったそうです。

「鎮まる」=「山になる」という変換はなんとなく分かりますが、五頭龍はもともと
山だったんじゃないでしょうか。暴れる山、つまり火山の噴火が龍の正体ならば、五つの頭は火口のことでしょう。噴火という人間には抗えない自然災害を龍に例えて、その終息もまた人智の及ばない神の御業と考えたのです。噴火がおさまった日、濃い噴煙の合間から美しい太陽の光が差し込んだ時、人々は歓喜の声を上げたことでしょう。

それにしても、暴れん坊が美しい女性に恋をして、己の所業を改めるという物語のパターン、かつては「無法松の一生」そして「愛と誠」から「花団」へと脈々と受け継がれています。日本人好みの話なんですね、きっと。

その後、土地の人々は五頭龍を鎮めるために、龍の口のあたりに神社を造りました。これが「龍口明神社」なのだそうです。後に今の場所(龍の胴の辺り)に移転したようです。

弁財天を祀っている江島神社とは夫婦神社と呼ばれるほど深い関係だとか。両方にお参りできて良かった。これで私たち夫婦も円満です。そんな御利益のことはどこにも記されてませんけど……。

地味な神社ですが、湘南モノレールを使っての江島神社への行き帰りに寄ってみてはどうでしょう。




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天照皇大神神社 [朱印帳]

物井駅(JR総武本線)の近くを歩いていたら、たまたま天照皇大神神社というお社を見つけました。つい先日伊勢神宮に参拝したばかりでなので、これも縁だろうと考え、立ち寄ることにしました。

残暑の厳しい中、坂道をルートからそれて7、8分。小さいけれど、品のあるお社です。ここだけは涼やかな風が吹いています。

↓ 周囲と比べて小高いところにあります。だから、この階段狭いです。


↓ 鳥居はもちろん、手洗場もあり、小さいながら狛犬もいます。


↓ 由緒書きです。もともとあったお社を集めてお祀りしたようです。



↓ お伊勢参りを無事終えたことのお礼をしておきましょう。


子供ころ遊んだ家の近くの小さな神社を思い出しました。本当に小さいけど、端正なたたずまいのお社でした。

暑い日でしたが、境内は清らかな風が吹いていました。

御利益でしょうか?階段を下りて道に出ると、雲の間からものすごいお日様の光が差してきました。

ごめんなさい。今日の御朱印はありません。
タグ:天照大皇神
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御朱印帳散歩11 伊勢 その4 [朱印帳]

伊勢の旅の2日目です。

本当は賢島周辺を楽しむつもりでしたが、昨日行けなかった猿田彦神社やおはらい町に行くことにしました。

賢島から近鉄特急で伊勢市まで移動しました。乗車券、特急券はすでに名古屋まで購入してありました。乗車券は松坂からこちらは途中下車ができます。特急券は全席指定なので、もったいないのですが伊勢市まで改めて購入しました。510円です。

↓ 特急券 賢島→伊勢市



↓ 賢島駅ホーム



五十鈴川駅が内宮前なのですが、歩くには距離があるし、バスの本数も少ないのではないかと思い、あえて伊勢市まで出ることにしましたが、この判断が正しかったかは疑問です。

何はともあれ、再び伊勢市に着きました。
手荷物預かり所に邪魔な荷物を預けて、内宮行きバスに乗車します。これがなんと五十鈴川駅経由。やはり時間のロスでした。

↓ 猿田彦神社。





初日のバスは猿田彦神社の前を通過したのですが、この日のバスは五十鈴川駅経由なので停留所が少し離れています。私たちは炎天下、反対方向に歩いてしまいました。猿田彦は道案内の神様なのに皮肉です。 初めての方は気をつけてください。

↓ 境内にある佐瑠女(さるめ)神社。



佐瑠女は 天宇受賣命(アメノウズメノミコト)の別名です。天照大御神が岩戸から出るきっかけとなった踊りをなしたことから、芸能の神として信奉されています。

↓ 猿田彦神社(上)佐瑠女神社(下)の御朱印





最後は、おもろ町をぶらつきました。

猿田彦神社の先の四つ辻が、おもろ町に続いています。



↓ 赤福本店です。





↓ 旅の最後に、本店前で赤福氷をいただきました。



夏のメニューはこれと盆(赤福三つ)だけ。抹茶のシロップがかかったかき氷の中に赤福が隠れています。これを妻に食べさせたかったのです。美味でした。

夏の終わりのお伊勢参りでした。
お伊勢様、呼んでくれてありがとうこざいました。

おしまい


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御朱印帳散歩11 伊勢 その3 [朱印帳]

宿泊は志摩観光ホテルザ・クラシックです。言わずと知れた伊勢志摩サミットの舞台となったホテルです。

内宮前から約1時間。賢島駅のすぐ近くにホテルはあります。

このブログの趣旨はあくまで御朱印なので、ここでは詳しい説明を省きますが、素晴らしいホテルでした。

↓ 部屋から見た英虞湾



↓ 楽しみにしていた料理

アミューズ

鮑のジュレと冷製ヴルーテ

伊勢海老のクリームスープ

黒鮑のステーキ

牛フィレステーキ

ピスタチオのムースとグリオットチェリーのビスキュイ

コーヒーに添えられたらお菓子


朝食は和食と洋食を選びます。和食はお弁当。洋食はバイキング。
私たちは洋食バイキングを楽しみました。卵料理を選べます。

↓ 人気の卵料理エッグベネディクト



↓ 充実のゲストルーム。
多くの種類の飲み物、軽食がすべて無料で楽しめます。



↓ フィットネスルーム。
曜日によっては無料ヨガ教室もあるそうです。



↓ リスニングルームも。
CDだけでなく、レコードもありました。



↓ 専用桟橋から見た英虞湾。



↓ 朝の館内ツアーも参加しました。



サミットの舞台となった場所で写真を撮ったり、ホテルの歴史を聴いたり楽しいイベントでした。作家の山崎豊子さんも愛したホテルだったそうです。

↓ 山崎豊子さん愛用の机。



ぜはまた訪れたいホテルになりました。

つづく
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御朱印帳散歩11 伊勢 その2 [朱印帳]

いよいよ伊勢神宮の内宮(ないくう)です。

外宮から内宮へは路線バスを使います。外宮前から路線バスが10分間隔で出ています。料金は430円。所要時間は経路とその日の混雑状況でずいぶん違うようです。この日も平日なのに内宮の駐車場は満車でした。

↓ 内宮前。宇治橋の手前の鳥居です。



↓ 宇治橋を渡ります。内宮は右側通行です。



↓ 宇治橋の内側の鳥居です。宇治橋両端の鳥居は、旧正殿の棟持柱を再利用したものだそうです。
皆さんきちんと鳥居でも礼をして通ります。



↓ 神苑。



神苑は日陰がなくて暑かったけど、天照大御神の御利益で、きれいに晴れたことに感謝です。
古札納所脇の日陰にはベンチとトイレ。少し休んで鳥居をくぐり、本格的な聖域へ。ちなみにここからはトイレもありません。

↓ 御手洗場。




御手洗場で五十鈴川で手を清めます。この日は雨の後なので少し濁っていました。

ここから瀧祭神(たきまつりのかみ)にお参りする予定でしたが、案の定、右に折れる道を見逃してしまいました。

↓ 御手洗場から参道戻る途中にあるこの小道をお見逃しなく。



この道を入る参拝者はほとんどいません。それどころか、御手洗場にも寄らない人がほとんどでした。

神楽殿で気付いて、参道を風日祈宮(かざひのみのみや)方向に右に折れ、橋の手前をさらに右折すると瀧祭神に戻りました。この小道、人がほとんど通らず静かで優しい道です。遠回りもいいですね。

↓ 瀧祭神(たきまつりのかみ)



瀧祭神は五十鈴川の守護神です。伊勢神宮では正宮を最初に参拝するのが通例ですが、この瀧祭神だけは例外で、天照大御神への取次をお願いするのだそうです。

無事、取次をお願いして正宮へ。

↓ 正宮への道。




↓ 正宮が近づくにつれて、神様が宿っていそうな大木が増えます。



↓ 正宮にお参りです。写真は階段の下まで。



正宮でのお参りは、特に無心になれたと思います。時間としては短いお参りでしたが、濃密な時間の流れを感じることができました。不思議です。

参道を戻り、右に折れて荒祭宮へ。

↓ 荒祭宮。



ここは天照大御神の行動的な荒御魂を祀った別宮です。外宮同様、ここでも願い事が出来るとか。

参道に戻って神楽殿で御朱印をいただきます。

↓ 内宮の御朱印。



神楽殿の細い道を入り、風日祈宮(かざひのみのみや)にお参りします。島路川(しまじがわ)に架かる風日祈宮橋を渡ります。

↓ 風日祈宮橋





↓ 風日祈宮





この内宮でも神楽殿の脇で参道を右に折れるのが順路ですが、さっきの瀧祭神の前の小道を通って往路をそのまま戻ることにしました。内宮前から乗る予定のホテル行きのバスの時間が迫っていたからです。

つづく
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御朱印帳散歩11 伊勢 その1 [朱印帳]

夏休みをとって伊勢に行くことにしました。私は2回目、妻は初めてのお伊勢参りです。

名古屋まで「のぞみ」で快適……のはずが、私の勘違いで遅れてしまいました。妻は慰めてくれましたが、情けないです。

仕方なく次の「のぞみ」の自由席で行くことにしました。幸運にも1両目の前から2場目の2人席だけ空いていました。

ところが、まだ難題があります。名古屋駅での近鉄への乗り換え時間が、もともと20分しかなかったのが9分になってしまいました。しかも、この乗り換えは分かりにくく、旅行者泣かせとネットで知りました。

対策として「名古屋駅乗換案内」というネットの情報を参考にしました。
しかし、12号車付近の階段をおりろという指示なのに、1号車に乗っていたので、5分ほど早く4号車まで移動して下りる準備をしました。そして指示通りに移動したら、たった7分で近鉄名古屋の改札に着きました。写真を確認しながら安心して進むことができ、とても感謝しています。どなたか分かりませんがありがとうございました。皆さんも伊勢にお参りの際は、参考になさることをお勧めします。

が、しかし、問題はこれだけではなかったのです。無事2分前に改札にたどり着いた私たちが改札を抜けようとすると「この特急は取り消しになったので、後の特急に振り替えてください」と言われました。名古屋が朝からの大雨のため、特急が2本も運休になっていたのてす。

結局、2分前に駆けつけたはずが、1時間待つことになりました。

↓ 「しまかぜ」は運行してたけど、満員。さすが人気があります。



やっと乗れた特急もノロノロ運転で9分遅れ。伊勢市に到着したのは予定より1時間以上遅い12時半でした。

↓ 近鉄特急にはコンセントが。これはうれしい。



ちなみに、伊勢市駅の近鉄ホームから外宮側出口まで陸橋で渡るのですが、これが長い。階段だけでエスカレーターもありません。階段を下りたところにトイレがあります。念のため。

↓ やっと伊勢市駅に到着。



名古屋は大雨だったそうですが、伊勢は晴れです。

まずは、伊勢神宮の外宮(げくう)=豊受大神宮にお参りします。天照大御神の食をつかさどる豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀ったお社です。

↓ 外宮の参道は目の前です。暑い!



駅を出て左手に手荷物の預かりや宿泊先への配送をしてくれるところがあります。ここにも綺麗なトイレ(着替えも出来る多機能トイレ)があります。周辺の地図ももらえます。

駅正面には外宮、内宮(ないくう)行きのバス停があります。ここからCANBUSというコミュニティバスと路線バスが出ています。経路によって所要時間が異なるようですが、料金は内宮まで一律430円です。関東の方はSuicaも使えますよ。

私たちは参道を歩いて外宮を目指しました。ほんの5分。伊勢うどんを商う店多数。

↓ 山田屋という旅館。古そう。



↓ 外宮前のバス停。2番が内宮行き。ここからでも430円。10分おきに出ています。




↓ 火除け橋を渡って聖域に。空気が変わります。ちなみに外宮の参道は右側通行。




玉砂利の音も涼やかに表参道を通って正宮に向かいます。何はともあれ、正宮にお参りするのが礼儀だそうです。

↓ 正宮です。



正宮の前に来ると自然と口数が少なくなります。二礼二拍手一礼、何も雑念のない清らかな気持ちでお参りできました。

参道を戻り右に折れると別宮の風宮(かぜのみや)と土宮(つちのみや)が向かい合っています。
まずは、風宮にお参りします。
農業に必要な風と雨の神様が祀られています。鎌倉時代の元寇の際に神風を吹かせたすごい神様です。

次は階段を上がって多賀宮(たかのみや)にお参りしました。

↓ 多賀宮の横顔。



下からお宮が見えないので何段上るのだろうと心配でしたが、階段は98段。意外に近くて助かりました。豊受大御神の荒御魂(あらみたま)を祀っています。神様の穏やかな性格を和御魂(にぎみまたま)、行動的な性質を荒御魂と呼ぶそうです。他の神様には日々の幸福を感謝してお参りしますが、ここだけはお願いをしてもいいとか。別宮の中でも第一格式ということで、皆さん真剣に拝んでいました。

階段を下りて土宮へ。
このお宮は外宮創建前から土地の神様だったそうです。他の別宮が南向きなのに、この宮だけ東向きだとか。その理由は諸説あってはっきりしないそうです。

参道に戻り、神楽殿で御朱印をいただきます。この旅最初の御朱印です。

↓ 外宮の御朱印。シンプルだけど神聖な感じがします。



↓ ここでもハプニング。宮司さんが御朱印の年号を間違えてしまいました。でも、大丈夫。左の別紙の御朱印をくれました。その場で書いていただくことに価値があるものですから、こんなこともあります。却ってレアでありがたいものです。



本来なら神楽殿の先を右折して御厩を回るのが順路ですが、到着が遅れたので先を急ぐことにしました。往路に使った参道をバス停まで戻り、内宮に移動します。

つづく
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御朱印帳散歩10 日光 その3 [朱印帳]

2日目
ホテル四季彩の朝食です。




中禅寺温泉だけでなく華厳の滝や中禅寺までバスで送ってくれます。他にも華厳の滝などの観光地を巡り、日光駅まで送ってくれる無料のバス出してくれるそうです。

私たちは中禅寺まで送ってもらいました。

[↓] 中禅寺



お参りの前に社務所で御朱印お願いしておきます。

輪王寺に伝わる吉祥天像が見られました。小さな像でしたが、素朴な美しさがあります。

桂の木をそのまま使った立木観音像も拝見しました。とても優しそうなお顔で、立木をそのまま使っているからか、生命感を強く感じる像でした。

階段を上がると、中禅寺湖を眺めることができます。



[↓] 中禅寺の御朱印

吉祥天

大黒天

立木観音


妻の希望で中禅寺湖沿いのイギリス大使館、イタリア大使館に行きました。湖の水量がもう少し多くて、また天気が好ければさぞ素晴らしい風景でしょう。





バスに乗り遅れてしまい、華厳の滝まで歩きました。30分ぐらいかかったでしょうか。熊に注意という看板にドキドキしながらも、あまり暑くなかったので楽しく歩くことができました。

華厳の滝

エレベーターで下るなんて知りませんでした。550円です。

エレベーターを降りると、階段があります。とても寒くてびっくり!

展望台は3階建てになっていて、階ごとに滝の表情が微妙に異なります。




地上に戻ってキノコ入りすいとんや焼いた山女魚を食べていると急に大雨。傘を買ってバスターミナルに移動します。歩いて5分ほどです。

大雨の中、いろは坂を下りて東武日光駅まで来てみると、まったく雨が降った様子がありません。

駅前の明治の館カフェでお茶をします。私はニルバーナ(チーズケーキ)をもう1つ。妻はガトーショコラを食べました。





再びスペーシアで浅草に戻ります。

大猷院に参拝できず、三猿やねむり猫、陽明門も見られない中途半端な旅でした。それに肝心の東照宮の御朱印もいただけませんでした。課題がたくさん残ってしまいましたが、また来いよということでしょう。とりあえず、一度東照宮にお参りできてよかったです。また、行くとしましょう。

おしまい
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御朱印帳散歩10 日光 その2 [朱印帳]

日光二荒山(ふたらさん)神社に詣でました。

[↓] 東照宮から二荒山神社への道


[↓] 二荒山神社(東照宮側鳥居)


[↓] 境内の夫婦杉


ここは縁結びの神社です。
何かしら聖地らしい清涼な空気を感じました。
親切な方が夫婦杉の間にハートがあるんだと教えてくれました。写真を撮ってみましたが、分かりますか?

輪投げがあったので投げてみましたが、入ったのは私も妻も一投だけでした。たとえ三投のうち一投だけでも入れば御利益があるそうです。それを信じましょう。

御朱印もいただきました。この旅で唯一の神社の御朱印です。

[↓] 二荒山神社の御朱印



徳川家光の墓所でもある輪王寺大猷院(たいゆういん)にも参拝したかったのですが、ちょうど5時になり目の前で門が閉ざされてしまいました。

二荒山神社からそのまま坂を下ると「総合会館前」のバス停に出ました。中禅寺温泉方面のバスを待っていると、ちょうど雨が降り始めました。きちんと雨除けがあって助かりました。それにしてもここまでよくもってくれたものです。

中禅寺湖の手前にかの有名ないろは坂があります。
雨の中をバスが上って行きます。聞いてはいましたが、すごいカーブです。この道を毎日通る運転手さんはすごいですね。

余談ですが、この道で結構レアなポケモンをゲットしました。ポケストップは一カ所だけでしてけど。

中禅寺温泉バス停は立派なバスターミナルです。ただ、トイレの紙が有料(100円)なのがいただけません。東武バスに少しがんばってほしいところです。

宿泊はホテル四季彩

すぐに迎えのワゴン車が来てくれました。ホテルまでは5、6分でしたが、ホテル前のバス停まで、東武バスで来なくて良かった。バス停からホテルまでがいろは坂を思わせるような急坂なのです。半日上り坂ばかりだった1日のトドメがこれだったらたまりません。運転手さんの話では屈強な外国人の方でも音を上げるそうです。

夕飯は2つの時間帯があります。到着順で決められるので、私たちは遅い時間帯になりました。この夜は二荒山神社のお祭りで、盆踊りや花火も予定されているそうです。雨で実施できるかは未定で、しかも花火見物のバスはすでに満席。

と、ここまでは仕方ないのですが、「いらっしゃりたければ、ご自分でお願いします」って言われました。いやいや、この雨の中、あの坂道を?無理でしょ。「申し訳ありませんが、ご案内できません。どうしてもということでしたら、タクシーを手配させていただきますが、料金は別になります」とか、言えばいいことですよね。接客が評判のホテルだけにこのフロントの対応は残念でした。

客室係の仲居さんは皆さん若くて、はきはきしていて気持ちが好かったです。「庭に面したお部屋のガラス扉を開けっ放しにしておくと、お猿さんが入って来てお菓子を食べてしまったりしますから、気をつけてくださいね」などと、ユーモアたっぷりに部屋の説明をしてくれます。

客室は1階でした。ガラス戸の外はウッドデッキになっていて、林からは本当に猿や鹿がやって来そうな感じです。双眼鏡が備品としてあるのはバードウォッチングをする人のため?

[↓] 客室


[↓] 客室ではフクロウがお出迎え


[↓] 畳にベッドというのもユニーク


[↓] 部屋着は作務衣風。三色から選べます。


夕飯は素晴らしい内容でした。サービスも丁寧で気持ちよく食事をいただくことができました。食事の場所も広い窓の外に楡の林がライトアップされていて、いい雰囲気です。席数も少ないので静かに食事を楽しむことができます。満腹です。

[↓] 前菜 


[↓] 豆乳汲み上げ生湯波


[↓] お椀 鱧・冬瓜・そうめん南瓜など


[↓] 向附け 豚しゃぶ・鬼灯卵など


[↓] 台の物 栃木霧降高原牛・ゆばステーキなど。ステーキは1人5枚もありました。


[↓] 口変わり 鹿沼名物にら蕎麦


[↓] 食事 栃木夢ポーク角煮・赤出汁など


[↓] 甘味 藻塩ぷりん・巨峰


温泉は硫黄泉。大浴場は広くて気持ちがよかったのですが、少し床が滑るのでお年寄りは気をつけてください。
露天風呂も温めと程良いのと2つあって、雨の中でもゆっくり楽しめます。
収容人数が少ないので、いつでも空いているのがいいです。ほぼ24時間入れます。

風呂場にシェービングフォームがあるのもいいですね。口コミにもありましたが、ドライヤーはお粗末でした。

つづく
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