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『カリホルニアホテル』上演終了しました。 [戯曲]

四街道市文化センターで拙作『カリホルニアホテル』を上演いたしました。



観ていただいた皆様、ありがとうございました。

この作品は11月にMac11&夢桟敷さんに上演していただいた『カリホルニアホテル』の続編です。 Mac11&夢桟敷さんからも多くの皆さんが応援に来てくださいました。遠くからありがとうございました。

中学校時代のクラスメイトや30年ぶりの知り合いが観にきてくれました。こういうことも芝居をやっているからこそです。

2つの作品を通しで観た方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、正編、続編を続けて上演できたことは作者として無上の喜びです。2つの劇団の皆さんに感謝しております。

今、『カリホルニアホテル』の原点ともいえる続編を書いています。先行する2つの作品に話題として出てくる戦争中の物語です。

物語はアメリカ軍のパイロットだったトムの曾祖父さんボブが、機体の故障のため鴨川にパラシュートで降りてくるところから始まります。

ボブも他のパイロット同様たくさんの仲間を戦争で亡くし、日本と日本人に深い恨みを持っていました。しかし、実際に上空から見た日本はとても美しく、黒い瞳と黒い髪の小さな日本人も、軍隊で教えられたような狂信者には見えませんでした。

ボブの降下を見ていたのは、網元の娘和香でした。和香はボブを網小屋に匿いますが、たちまち村人に知られてしまいます。そこに話を聞いた網元の政次郎がやってきます。

政次郎は和香の父親です。
学徒出陣で出征した次男(和香のすぐ上の兄)の戦死の報を聞いたばかりの政次郎は、ボブを自らの手で殺すつもりでした。銛を構えてボブに迫る政次郎の前に和香が立ちはだかって……。

というような話です。

書き上がったら、座・劇列車の本公演作品候補として提案しようと思います。今年の作品を皆さんが忘れないうちに上演できるといいのですが……。
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