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妻の誕生日に花を贈る [その他]

昨日は妻の誕生日だったので花を贈った。思いのほか喜んでくれた。

わが家は猫が3匹いるから、花を飾るのは猫がけして立ち入らない唯一の聖域、つまりトイレ。昨年リフォームしたばかりのトイレに花がよく似合う。

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ちなみにリフォーム代の何割かは昨年いただいた文学賞の賞金を使った。その前に賞金をいただいたときには洗面台が壊れてリフォームした。次に何が壊れるか心配だが、きっとそのときも何か賞をいただけるに違いない。

妻への贈り物は難しい。昨年の12月で結婚30周年だったから、何か記念に残るものをと考えた。妻はあまり装飾品を好まない。いちばん興味があるのは食べることなので、とりあえず当日は彼女が希望する日本料理店に行った。次に好きなのは旅行。コロナ騒動が終わったら好きなところに連れて行きたい。でも今は我慢だ。

ふとマルセル・マルソーが初めて来日したときのエピソードを思い出した。

マルソーは夫人を同伴していて、日本人の接待係が彼女の買い物にも付き合った。マルソー夫人はある店で2つの品物のどちらを買うかしばらく迷って一方を購入したそうだ。
マルソー夫妻が帰国するとき、接待係が夫人へのプレゼントを渡した。それは彼女がどちらを買おうか迷って結局買わなかったもう一方の物だった。

私はマルソーから3日間だけマイムを教えてもらったことがある。一生の思い出、宝物だ。結果的にはそれが最後の来日だった。マルソーは稽古のときこそ鷹のような鋭い眼で私たちの動きをにらみつけていたが、稽古が終わると寿司好きな可愛い老人になった。お茶目なマルソーのことだ。妻に渡された粋な贈り物をたいそう喜んだに違いない。日本人の細やかな気遣いを感じたと思う。日本と日本人が大好きな人だった。

このエピソードを知って以来、いつか妻が2つの品のどちらかを買うか迷わないかと待ち受けているのだが、なかなかその機会がない。一生に一度くらい粋な贈り物をさせてほしいものだ。

夕飯は妻の好きな鴨鍋だった。

一緒に買い物に行き「下仁田ネギ」を買った。笑いをとろうとした訳ではないが私はうっかり「下ネタネギ」と言ってしまった。生産者の皆さんごめんなさい。

そのとき、妻は顔色ひとつ変えずに「セクハラ」と言った。

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